リソース準備・確保
1. パートナー探し
会社設立において、まず重要なのは事業を共に進めるパートナーを見つけることです。最初に、自社の事業目標を明確にし、その目標達成のために必要な役割を洗い出します。例えば、技術開発を担当するエンジニア、マーケティング戦略を立てる人材、または財務面でサポートする専門家などが考えられます。その際、具体的にどのようなスキルや経験が求められるのか、さらには価値観やビジョンが一致しているかも確認します。
パートナー探しの方法としては、ビジネスイベントや交流会に参加してネットワークを広げたり、LinkedInなどのビジネスSNSを活用するのが有効です。また、選んだパートナーとは早い段階で信頼関係を築き、互いの目指す方向性が一致しているかを話し合うことが大切です。最終的には、役割や利益分配、意思決定プロセスを明確にした法的契約を締結しておくことが、トラブルを防ぐために重要です。
2. クラウドワーカーの活用
会社設立時には、クラウドワーカーを活用することも効率的な選択肢です。その際、最初にクラウドワーカーに依頼する業務内容を明確にする必要があります。例えば、ウェブサイトの構築、デザイン制作、文章翻訳など、具体的に何をどのような形でお願いするのか、さらに納期や成果物の仕様も事前に決めておきます。
次に、適切なプラットフォームを選ぶことがポイントです。クラウドワーカー向けの主なプラットフォームとしては、国内外で「Lancers」や「Upwork」、「クラウドワークス」などがあります。これらのサービスでは、利用者の評価やレビューを見ることで、スキルや信頼性の高い人材を選ぶことが可能です。また、クラウドワーカーに支払う費用を事前に把握し、必要に応じて予算内で交渉することも大切です。
さらに、業務を進めるうえで、定期的に進捗状況を確認しながら、適切なフィードバックを行うことで、良質な成果物を得ることができます。

3. 人的リソースの全体的な確保プロセス
人的リソースを確保する際には、まず自社の事業に必要な人材の種類や役割を明確にすることから始めます。必要なスキルセットやポジションを洗い出し、それが短期的なものなのか長期的なものなのかを見極めます。次に、どのような雇用形態でそれらのリソースを補うのが最適かを計画します。たとえば、正社員として採用するか、クラウドワーカーに一部を依頼するか、または外部パートナーを活用するかを判断します。
その後、採用活動を実施します。この段階では、知人の紹介や人材紹介サービス、求人サイトやクラウドソーシングプラットフォームなど、あらゆる手段を活用して適切な人材を探します。一度確保した人材については、業務を円滑に進めるために継続的なコミュニケーションを取り、努力や成果を適切に評価し、適正な報酬を提供することで、信頼関係を築くことが大切です。
まとめ
会社設立時の人的リソース確保では、パートナー探しからクラウドワーカーの活用まで、多岐にわたる準備が求められます。事前に必要なスキルや役割を明確にし、適切なネットワークやプラットフォームを活用することで、効率的にリソースを確保できます。また、適切な管理やフィードバックを行い、関係を良好に保つことが、事業の成功に直結します。
リソース確保方法
方法 | 概要 | 費用の目安(円) | 利用比率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
人材紹介サービス | 専門の人材紹介会社に依頼し、希望するスキルを持った人材を紹介してもらう | 成功時に年収の20~35% | 約25% | 高スキルな専門職採用に有効 |
求人広告(オンライン) | 求人サイトやSNSに広告を出稿して人材を募集 | 10,000~500,000/月 | 約30% | リーズナブルだが大量応募の場合の選考負担が大きい |
クラウドソーシング | 業務委託をして個人やフリーランサーを募集 | 10,000~50,000/案件 | 約15% | デザインやプログラミングなど短期的な業務に適している |
ネットワーク活用(人脈) | 既存のネットワーク(友人、知人、元同僚など)を通じてパートナーや人材を探す | 無料 | 約20% | 初期費用がかからないが、ネットワークの広さが成功の鍵 |
ソーシャルメディア(SNS) | LinkedInやTwitterなどを利用して直接候補者にアプローチ | 無料~50,000/広告費 | 約10% | ターゲットに直接アプローチできるが、時間と戦略が必要 |
ヘッドハンティングサービス | 高スキルやエグゼクティブ層をターゲットにした専門エージェントの利用 | 1人当たり年収の30~40% | 約5% | 経営層や特定のスキルが必要な場合に効果的 |
イベント参加(マッチング会) | 起業家向けのイベントやネットワーキングイベントに参加して直接会話 | 5,000~20,000/回 | 約5% | 直接的な人脈拡大や信頼構築は期待できるが、限られた地域での活動になる |
※利用比率の解説
人材紹介サービス(25%):特に専門スキルが求められるポジションで利用が多い。
求人広告(30%):コストパフォーマンスが高く、多くのスタートアップで人気。
クラウドソーシング(15%):短期的なプロジェクトに最適で、多くのスタートアップが活用。
ネットワーク活用(20%):初期段階で最もコストを抑えられる方法。
SNS(10%):現代的な採用方法として注目を集めている。
ヘッドハンティング(5%):特定の人材を確保する場合に利用。
イベント参加(5%):ネットワーク拡大を目的に利用されるが、地域性が影響。
この記事を書いた人

ビズシー 太郎
Biz-Cのコンテンツ編集長。起業や新規事業立ち上げに携わり30年以上の経験を持つマーケティングのプロフェッショナル。市場調査から戦略立案、実行支援まで一貫して手がけ、数多くの起業家や企業の成長をサポートしてきた。豊富な知識と実践的なノウハウを惜しみなく提供し、伴走型の支援で成功へと導く。事業の本質を見極める鋭い視点と、実現可能な戦略を描く力に定評があり、多くのクライアントから信頼を寄せられている。
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