シニア・ミドルシニア層とセカンドキャリア

50代の多くの方々は、定年後の生活設計を真剣に考える時期に差し掛かっています。内閣府の調査によれば、50代の約41.5%が65歳まで働きたいと考えており、これは経済的な理由や社会とのつながりを維持したいという意向が背景にあります。

また、資産運用に関しても関心が高まっており、ミドルシニア世代の半数以上が資産運用に興味を持っているとのデータがあります。

「あなたは何歳まで働きたいですか?」

「60歳以上まで働きたい理由は?」

出典:「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査|内閣府

これらのことから、セカンドキャリアにおいては経済的安定と自己実現を求める傾向が強いことが伺えます。

定年後の実際の働き方

定年後も働き続けるシニア層は増加しており、その働き方も多様化しています。例えば、企業の定年が65歳や70歳まで延長される中、再雇用制度を利用して同じ職場で働き続ける人や、新たな職場へ転職する人もいます。また、早期退職制度を利用して新たなキャリアを模索するケースも見られます。

これらの背景には、経済的な必要性だけでなく、社会とのつながりや自己実現を求める意識が影響しています。

起業に対する考え方と実現度

近年、シニア層の起業が注目されています。中小企業庁のデータによれば、起業家の中で60代が最も多く、50代から60代にかけてのシニア層が起業の主たる担い手となっています。

その動機としては、「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」「社会の役に立つ仕事がしたかった」といった、収入よりもやりがいや社会貢献を重視する傾向が強いことが指摘されています。

また、55歳以上の年齢層での起業は増加傾向にあり、1996年には15%だったものが、2014年には26%に達しています。

これらのデータから、シニア層の起業は今後さらに増加する可能性が高いと考えられます。

まとめ

50代のセカンドライフにおけるキャリア選択は、多様化しています。定年後の再雇用や転職、そして起業など、さまざまな選択肢が存在します。特に起業は、これまでの経験や知識を活かし、自己実現や社会貢献を果たす手段として注目されています。「Biz-C」では、シニアおよびミドルシニアの方々がこれらの選択肢を検討し、実現するためのサポートを提供しています。起業は必ずしもハードルの高いものではなく、適切な準備とサポートがあれば、誰でも挑戦できる選択肢であることをお伝えしたいと考えています。

このようなコンテンツを通じて、シニアおよびミドルシニアの方々が自分らしいセカンドライフを描き、実現するための一助となれば幸いです。

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